911 memorial…Express condolence
2001年の米国同時多発テロ事件の発生から13年を迎えた。
ニューヨーク市内は、至る所で半旗が掲げられていた。
グランドゼロ近くでは、犠牲者を追悼する2本の光(Tribute in light)が地上から空に放たれ、市内は追悼のムードに包まれた。
13年前、テロ事件に遭遇し現場に立っていた。
けたたましく鳴り響くサイレンと宙を舞うようなスピードで、
ダウンタウンに向かうパトカーと消防車。
その様子を目の当たりにし、何が起きたのか事態すら把握できなかった。
街頭の電光ニュースに流れる通信社の至急報で事態を把握した。
威嚇するかのように上空を飛行するF-16戦闘機、アップタウンに避難する人の群れ、
当時のチェイニー副大統領によるテレビを通じての緊急事態声明…。
戦争がはじまるのではと、異国での未曽有の事態に震えと緊張に襲われた。
(テロ現場付近:当時撮影)
筆舌に尽くし難い地獄絵図と化した風景は時間が経ようが、この日を迎えると今でも鮮明に辛く記憶に蘇る。
13年の節目を迎え、オバマ大統領は国民向けの演説の中で、シリア領で展開する過激派「イスラム国」への空爆拡大を表明した。アルカイダを凌ぐ程の勢力に化した「イスラム国」の脅威は米国国内にも確実に広がっていくのかもしれない。今も、憎悪の連鎖は断ち切られていない。
この日を迎えるたびに、これ以上、犠牲者が生まないことを願うばかりだ。
Express the condolence for those lost in the terrorist attack.