強欲人生を加速!ラグジュアリーLifeを求めて

旅、日々の学習、そして、ラグジュアリーLifeの実践。野心を抱いた挑戦の記録を残せればと。人生一生青春、一生勉強。

Coming home, Fukuoka!

f:id:sophisticatedlife:20141231182527j:plain

福岡に帰った。

 

帰省というより、入院中の母親の様子を見るためだ。

カミングアウトすると、母は小細胞肺がんのステージ4で、

現在、化学療法で治療にあたっている。

 

しかし、86歳という高齢にあることから、

本質的なガンを摘出する手術などの方法が取れず、

化学療法という選択肢しかのこされていない。

 

当然、本人にはガンであることは告知していません。

人生の最後の閉じ方という点で、本人に知らせるべきという議論もありますが、

やはり、余命の宣告をして、生きる希望を失わせることなど、

家族はできません。

 

人間はどんなに年齢を重ねても、

希望があれば生きる力が心と体から生まれてくると思う。

 

ベッドに横たわり、弱々しく私に話しかけ、

嬉しそうな姿を目の当たりにすると、

心が締め付けられ、胸が痛くなる。

 

父親が他界した時には、

さほど、このような気持ちに襲われることはなかったのだが、

それを思うと、母親の存在は私にとって大きな位置づけにあったのだと、

あらためて強く感じてしまう。

 

来月にはニューヨークに戻ることになるが、

これからは毎月、日本に戻り、

母親の元に帰ることにしよう。

 

食事もできない、外出もできないという状況の中、

自分ができることは、

顔を見せることだけなのだろう。

 

福岡から東京に戻るたびに、

いつも後ろ髪をひかれてしまう。

 

力強く、後悔のない、人生を送らなければと、

帰省のたびに思うのだ。

 

来年も慌ただしくなりそうだ。