Sophisticated life

洗練されたライフスタイルを求めて ~旅と孤独、そして野心~

Coming home, Fukuoka!

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福岡に帰った。

 

帰省というより、入院中の母親の様子を見るためだ。

カミングアウトすると、母は小細胞肺がんのステージ4で、

現在、化学療法で治療にあたっている。

 

しかし、86歳という高齢にあることから、

本質的なガンを摘出する手術などの方法が取れず、

化学療法という選択肢しかのこされていない。

 

当然、本人にはガンであることは告知していません。

人生の最後の閉じ方という点で、本人に知らせるべきという議論もありますが、

やはり、余命の宣告をして、生きる希望を失わせることなど、

家族はできません。

 

人間はどんなに年齢を重ねても、

希望があれば生きる力が心と体から生まれてくると思う。

 

ベッドに横たわり、弱々しく私に話しかけ、

嬉しそうな姿を目の当たりにすると、

心が締め付けられ、胸が痛くなる。

 

父親が他界した時には、

さほど、このような気持ちに襲われることはなかったのだが、

それを思うと、母親の存在は私にとって大きな位置づけにあったのだと、

あらためて強く感じてしまう。

 

来月にはニューヨークに戻ることになるが、

これからは毎月、日本に戻り、

母親の元に帰ることにしよう。

 

食事もできない、外出もできないという状況の中、

自分ができることは、

顔を見せることだけなのだろう。

 

福岡から東京に戻るたびに、

いつも後ろ髪をひかれてしまう。

 

力強く、後悔のない、人生を送らなければと、

帰省のたびに思うのだ。

 

来年も慌ただしくなりそうだ。