不透明な経済の行方のなかで
今年の経済の見通しの不透明さを暗示するかのような、
滑り出しをした日本経済だが、
アベノミクスという万能薬もここに来て、
少し息切れをしたような感が拭えない。
日経平均株価が18000円到達を目前に控え、
あれよあれよと17000円を切るなど、
下落基調に拍車が掛かっている。
原油安、ロシア、パリ市内によるテロ、
ギリシャ不安の再燃など、
国際的なリスク回避の流れが蔓延する中、
世界的に株安となり、債券が買われる傾向となっている。
所有している株も、この1週間で50万円ほど減損となった。
日銀の黒田バズーカによる官製相場であっても、
国際的な要因には太刀打ちできない。
株価が下がれば、GPIF、日銀などが株やETFを買い入れ、
措置を講じるなどと言われているが、
それにも限界はあるだろう。
株や外貨、そして、債券などの投資に手を出すのは、
一言でいえば、金を稼ぎたいからである。
直球すぎるが、それは本音である。
金があれば、自由が得られれる。
決して、享楽的な生活を夢見ているわけではない。
金を増やすことにより、人生の選択肢が広がり、
心身ともに豊かな生活を享受できる。
金にこだわるのは、自由というオプションが欲しいからだ。
不透明な経済の見通しの中でも、
確実に利益を上げていかなければならない。
不確実性の中でも、目的を達成する。
それが侍だろう。