アメリカのお兄ちゃんは最高!
アメリカのお兄ちゃんは最高ですわ!
ステータス変更に伴う米国査証の更新のため、
東京・虎ノ門にある米国大使館に伺った。
警視庁の厳重な警備が敷かれた威厳ある同大使館はやはり、敷居も高いのだが、
入館の際のセキュリティーチェックは想像以上のものだった。
ボディチェックはいうまでもなく、所持品の検査がまた厳しい。
携帯電話は1台までの所持は許されるが、
Wi-FiやiPadなどのデジタル機器は持ち込むことは不可である。
仕事上、常時携行する私としては必携の品々であり、
警備本部にお預かりしていただけないかと,
下から目線で警備員にお願いをしたのだが、
結果としてはNGということ。
仕方なく、デジタル機器を溜池山王の地下鉄のコインロッカーに預け、再度、戻ることに。チェックインまで、約1時間かかった。なんとも時間の無駄遣いではあるが、
お上に逆らうことは許されない。
現在の査証は以前勤務していた会社がsponceredであったことから、
その変更事実の報告及び修正するのが目的だ。
本来、スポンサー(所属会社)がなくなり、
ステータスがドラスティックに変わる場合、
更新許可は極めて厳しい。
最悪、査証の更新は断念せざるを得ないこともある程度、覚悟をしていた。
事前の領事への相談の電話では、以前勤務していた新聞社やテレビ局に、
契約書又はレファレンスレター(推薦書)を取り寄せることを要請されたが、
多くの関係者にご苦労をかけることを考えると多少なりとも躊躇いがあり、
この作業はしていなかった。
インタビューと呼ばれる面接は約5分から10分程度で終わる。
チェックイン後、番号札が呼ばれ、
背が高くスマイルが気持ち良いほど
爽やかな30代半ばのお兄ちゃんと面接することに。
査証発給をめぐっては、大量に審査し、発給作業に入るために、
申請者の渡航目的の妥当性及び必然性などを書類審査に基づき、
要件の有無をチェックし形式的に行われる。
当然、私の場合、欠落した要件が存在していたために、
形式的に審査されれば、今回ばかりは厳しい状況であると認識していた。が、
この領事のお兄ちゃんは、私の過去の取得の経緯から現在の状況、
将来における米国渡航の必要性などを個別具体的に確認していただき、
要件が足りない部分についても、
今回のインタビューをもってフォローしてくれるなど、
発給に向けて理解を示した形で対応していただいた。
厳しい雰囲気が漂う中、面接が終了。お兄ちゃんが一旦、別室に入り、
5分ほど待たされた。笑顔でお兄ちゃんが戻り、私に近づくなり、
「Happy Christmas!」と告げられ更新許可となった。
この間約40分。長かった。
面接会場の壁に貼られた紙に、
「申請者個人に尊厳と敬意をもって対応いたします」という言葉に妙に頷けた。
素晴らしい対応だった。
それにしても、配布された単にランダムのナンバー票に基づき、
あのお兄ちゃんと出会ったわけだが、彼でなければ今回、
更新はできなかったのかもしれない。ついている。感謝だ。
さあ、来年もアメリカで暴れるか!